TALK MEMBERS

藤田 龍之介
株式会社Break Out 代表取締役社長

郷 璃久
開発部・現地チーム 課長
THEME_1
民泊へ感じた、
果てしない可能性。

藤田
じゃあ、まずはブレークアウトのこれまでの歩みから話そうか。僕がリクルートを退職して、25歳で個人事業主として民泊事業を始めたのがスタートだったね。

郷
それが今のブレークアウトの原点ってことですね。最初から民泊事業をメインにやろうと思っていたわけではなかったんですか?

藤田
そうなんだよ。起業にあたって、空き家を持っているオーナーさんと出会って、活用方法を相談されたのがきっかけで、民泊事業を思いついたんだ。

郷
そこから法人化して、ブレークアウトを設立されたんですね。

藤田
札幌は宿泊施設が不足している状況もあったし、民泊には大きな可能性を感じてね。
2017年10月に創業して、翌年2018年6月に民泊新法が施行されたことで、民泊が正式に認められた。それを機に、民泊管理事業を始めたんだ。

郷
初年度は売上800万円だったのが、翌年には1億3000万円にまで売上が成長したんですよね。でも、その後コロナ禍で厳しい時期もあったのでは?

藤田
そうだね。売上は横ばいになったけど、その時期に始めた不動産事業では、民泊オーナーとのつながりを活かして、不動産の売買仲介や買取・販売を始めたら成功して、第5期目には、不動産事業が民泊事業を超えたくらい成長した。

郷
不動産事業がうまく回るようになったことで、会社全体の安定感が増しましたよね。
民泊だけでは市況に左右されることもあったかもしれませんが、不動産売買が加わることで経営基盤が強固になった。それに、財務の健全性を何よりも大事にして、創業以来ずっと黒字経営を続けてきたのも、ブレークアウトの大きな強みですよね。

藤田
そうなんだよ。さらに第6期目には、6億4000万円の売上のほとんどが再び民泊事業からのものになった。これは、不動産事業との相乗効果が出た結果でもあるし、民泊の市場がしっかりと回復している証拠でもある。こうした事業の柔軟な展開を原動力に、第八期は17億円を見据えているんだ。
しっかりとした経営戦略があってこそ、ここまで成長できたんじゃないかと思ってる。

THEME_2
イノベーション創出を、
共に仲間たちと。

郷
今後の展望として、まずは民泊業界そのものをさらに成長・発展させたいという強い意志を感じています。ブレークアウトがその牽引役として業界をけん引していく流れが、より鮮明になってきましたよね。

藤田
そうだね。今後は管理件数をさらに増やしつつ、自社ブランドのホテルも立ち上げていきたい。札幌や富良野といった地域で、ブレークアウトのロゴを見かける未来を実現したいね。

郷
そのためには、やっぱり人員の拡大も欠かせないですね。今、現場もバックオフィスも手一杯なところがあるので、採用にもさらに力を入れていく必要があると感じています。

藤田
人数をただ増やすだけじゃなくて、しっかり教育して、それぞれの強みを活かせる体制を整えていきたいと思ってるよ。

郷
人が増えることで、社内にも新しい視点やアイデアがどんどん生まれると思います。人数拡大と並行して、組織づくりもどんどんブラッシュアップしていきたいですね。

藤田
そうだね。新しい人材が入ってきた時に、既存のメンバーと一緒になって育ち合える環境を作るのも、経営側の責任だと思ってる。

郷
民泊業界全体の底上げにもつながるし、社員にとってもやりがいのある環境になりますね。ところで、今後人員を増やすにあたって、社員がより働きやすい環境づくりをしたいと聞きました。

藤田
うん、そこはすごく大事にしている部分。単に利益を分配するだけではなく、働きやすさとか、人間関係、チームワークの部分も含めて、気持ちよく働ける会社にしていきたい。結果的にそれが、モチベーションやパフォーマンスにもつながると思ってる。

郷
そういった姿勢があるからこそ、今のブレークアウトの雰囲気があるんだと感じますね。
仕事も前向きに取り組めるし、チームとしての一体感もあります。

藤田
これからも“会社の成長=社員の成長”という考え方をベースに、事業も人も一緒に大きくしていきたいと思ってるよ。
